赤土問題掲示板
轟川(右上)から流出した赤土流れ込む白保のサンゴ礁
撮影日:1996年9月5日 写真提供:国士舘大学 長谷川助教授
白保のサンゴ礁をはじめ、沖縄県内の多くの沿岸域にあるサンゴ礁は、内陸からの
赤土汚染により甚大な被害を受けています。この赤土汚染は、綺麗な海を生息域とするサンゴ礁の生きもの達にとって最大の脅威。
そこで、この水面下で起きている大きな問題を広く知ってもらうべく、掲示板を作りました。
- 赤土流出で監視ネットワーク/八重山の市民グループ
沖縄タイムスの<1999年6月3日 夕刊 5面>に「赤土流出で監視ネットワーク/八重山の市民グループ」という見出しで八重山全域の赤土問題の改善に取り組む市
民グループ「赤土監視ネットワーク」が石垣市内で発足した、と報道しています。
- 赤土対策で農地保全事業/県八重山支庁
八重山支庁は農地からの赤土流出を防ぐため、轟川の上流域で水質保全対策事業を実施する
とのこと。5年計画で、概算事業費4億6100万円。「国と県で負担する」としているが、これは国民や県民の税金である。
なお、この水質保全対策事業は、沖縄本島の宜野座村漢那地区でも行われたが、その状況レポート「県営水質保全対策事業(耕土流出防止型)のずさんな一例」がありますのでぜひご覧下さい。
- 赤土流出問題研究ネットワーク
メーリングリストで情報交換をしています。参加自由でので、どうぞお気軽に参加下さい。
- 1997年9月28日(日)、東京都中野区にて白保の海を後の世代に残して行くための集会
を開催しました。
- 上の写真を赤土流出の証拠として、沖縄県知事と石垣市長に対し、公開質問状を提出!(8月)
沖縄県知事殿からは9月2日付、石垣市長殿からは9月30日付で回答が着ました。
- 環境庁が流域赤土流出防止等対策事業費、6千万円配分!(6月)
沖縄特有の環境に合わぬ公共工事により、土壌である赤土が海へ流出。ついに(やっと?)環境庁を中心とした中央省庁が行動開始!。さて、その効果は如何に?! 期待を込めて注目したいと思います。
- 資料集めとして、長期に渡り沖縄のサンゴを観察しつづけている
地元の人の記録を整理しはじめています。(協力者募集中)
- 流出する赤土の発生源は、国民の税金をもとにした公共工事であるとして、
自然保護団体「沖縄・山ばる・海」が沖縄県知事を相手取って1996年11月に
2件の住民訴訟を起こしました。
この住民訴訟の情報も収集・公開していく予定です。
- 本土復帰以後、続いている赤土流出。沖縄県は、1994年に「赤土等流出防止条例」なるものを制定、翌1995年10月15日に施行しました。しかし、ほどんど止まっていません。
これは、一重に監視が足りないから・・・。という訳で、オンライン観測システムの提案です。
- 日本のシンクタンク:総合研究開発機構(NIRA)のWWWサーバーにもある赤土問題。
下記、リンク先の→「・住民教育活動の展開手法」→「変わりゆく人々の暮らしと自然」
をご覧願います。
将来の沖縄どのような姿になるのか、分かりやすいイラスト(漫画)
で見事に描写しています。
(注:ここでは、「将来」といってますが、NIRAの中では「今」と表現されています。)
- 1997年は「国際サンゴ礁年」IYOR(The International Year of the Reef - 1997)でした。サンゴ礁の保護/調査活動に動き出しているグループを紹介します。
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